投資信託の成績は不確実ですが、コストは確実です。信託報酬が年1.6%の商品と0.1%台の商品では、同じ運用成績でも手取りが毎年1.5%変わります。この差を20年、30年と複利で積み上げると、数百万円規模の差になる。これが、コストを最初に見るべき理由です。
信託報酬は基準価額から日々自動的に差し引かれるため、支払っている感覚がありません。目論見書や取引画面で必ず確認できるので、保有商品すべての信託報酬を一度書き出してみてください。年1%を超えるものがあれば、その商品が本当にコストに見合う付加価値を出しているかを問う価値があります。
リターンは市場が決めますが、コストはあなたが決められます。
AI、半導体、宇宙。話題のテーマを冠した投資信託は、信託報酬が高めに設定されがちで、かつテーマが注目を集めた時点で関連銘柄の価格は既に上がっていることが多いものです。長期の中核には、市場全体に低コストで分散するインデックス型を据え、テーマ型を持つなら「サテライト」として比率を限定するのが定石です。
置き換えの際は、NISA口座の枠の扱い、売却益への課税、積立設定の変更手順を確認しながら段階的に。慌てて一括で動かす必要はありません。
マネーテラスの査定では、保有商品ごとの信託報酬を一覧化し、コストの年間総額と置き換え候補の考え方を提示します。まず、自分がいくら払っているかを知ることからです。
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